きぬぎぬの別れを惜しむアフタープレーも大切です

夫婦生活の不満についてのアンケートでは、「終わった後があっさりしすぎているので、もっと優しくしてほしい」とか、「終わった後に余韻に浸りたい」といった妻の要望がしばしば聞かれます。男性の場合は、一度射精してしまうと、性欲は一気に減退して冷めていくものですが、女性の体はすぐには冷めません。男性は一回のセックスで一度しかいくことができませんが、女性は何度でもいけるもの。ですので、男性が射精した後でも、「まだまだいける」状態にあるのが普通です。その状態で、夫が「はい、おしまい」とばかりに身体を離してしまうと、妻の方は「物足りなさ」を感じてしまうのです。行為の後も、しばらくは感じ続けさせてあげることで、セックスの満足度が高まります。
行為がルーティンワークになると、離れるのが早くなる!?
結婚生活が長くなれば、性生活も次第に「日常」になってくるものです。そこから、マンネリが生まれ、セックスレスへとつながることも少なくありませんが、一定のパターンができ上がると、特に男性は「仕事」あるいは「作業」とみなす傾向が強くなってきます。普段のビジネスにおいて「効率化」や「パターン化」になれているために、性生活も「こういう段取りでこうしたら、おしまい」と考えがちで、「ゴール=いかせること」と目標設定をして、妻のオーガズムと自分の射精を一致させればそれで「パーフェクト」と思い込みます。終わった仕事にいつまでもダラダラと関わるのは「よろしくない」とばかりに、そそくさとバスルームに向かう人もいるでしょう。

しかし、女性のセックスにはゴールはありません。体が疲れ切るまでできてしまいます。一回の性行為中に何度もオーガズムに達することができますし、男性が射精した後でも、まだまだ感じることができます。そのため、バスルームに直行する夫を見て、「まだなのにな」と寂しくなるのです。決して、「もう一回したい」と考えているわけではなく、体のほてりがおさまるまでの間、身体をくっつけていて欲しい、と思っているだけです。そうした女性特有の「性欲」に応えてあげることで、性生活の満足度を大幅にアップすることができます。
きぬぎぬの別れを惜しむ、のが女性
古来から、わが国の女性たちは短歌などで「きぬぎぬの別れを惜しむ」といって、アフタープレーを求める気持ちを表現してきました。きぬぎぬを「後朝」と書いたりもしますが、ベッドをともにした翌朝のことを指します。何も大げさな愛撫をする必要はありません。性器に手を添えているだけでもいいですし、体を寄せ合って抱きしめるだけでもいいのです。妻が求めているのは「快感」ではなく「安心」や「安らぎ」です。守られているとか、愛されているといったことを感じられることが大切なのです。

足を絡めあったり、指を絡めあったりするだけでも構いません。ふくらはぎに手を添えてさすったり、背中をさすったりというのでも良いでしょう。大切なのは、触れ合いです。

妻たちにとっては、性交の後の性戯もセックス。射精した後の抱擁やタッチが、愛を育むと考えましょう。アフタープレーによって、妻たちの満足度はグーんと上がるものです。