一緒にいかなくてもいい!?

「一緒にいこう」と妻に言われ、それがセックスの悦びなのだからと必死にコントロールしようとする男性は少なからずいます。確かに、女性がいく瞬間に膣内に思いっきり射精できれば一体感があり嬉しいものですが、相手に合わせようとする気持ちが強すぎると、性交そのものを十分に楽しめなくなってしまいます。最後は必ず同時でなければならない、一緒に絶頂を迎えることが夫婦生活のあるべき姿だ、という考えに縛られていると、セックスそのものがストレスになってしまいかねません。まずは、互いが「楽しむ」という気持ちを忘れないことも大切です。
男も女も「同時」で苦労している!?
夫の側は、「一緒にいく」ことに苦心しています。自分の射精タイミングを妻に合わせようと、ピストン運動中にもいろいろと考えを巡らせたりもします。それがうまくいかないと、「相手が悪い」とか「自分に責任があった」などと悩んでしまったりすることもあるでしょう。多くのカップルが「一緒」を目指して努力をしていますが、実際にはうまくいかないことの方が多いようです。妻よりも夫が先にいってしまったときには「早漏」と自己批判し、妻がいった後にもなかなかいけないときには「遅漏」と悩んだりもします。

男性は一度に1回しか射精できない、つまりオーガズムは一度きりですが、女性はそうではありません。人によっては一度の性行為中に10回以上いける人もいます。妻の「1度の絶頂」に合わせることを考えるよりも、何度もいかせて、そのうちの一度に合わせることを考えた方が、確率は高まるでしょう。タイミングを合わせるために、まず考えなければならないのは、「何度もいかせる工夫」です。
妻を何度もいかせるためには、前戯が大切
女性に幾度かのオーガズムを与えるためには、インサート前に何度かいかせることが大切です。前戯でいかせておけば、仮に挿入でいかせることができなくても、女性の側には不満は残りません。また、一度絶頂を迎えた女性は「いきやすく」なるため、挿入後にも絶頂を迎えやすくなります。

男性にとって、エクスタシーのタイミングを合わせるのが難しいのは、「相手がなかなかいかないとき」です。すぐにいってしまう女性であれば、男性も自分のペースで射精すればだいたい合ってしまうのでそれほど問題になりません。逆に言えば、挿入したらすぐにいかせられるように、しっかり前戯をしておけば良いということになります。念入りに前戯をしておけば、女性によっては挿入してから2~3回のピストン運動でいってしまいます。その後も絶頂の状態がしばらく続くということもありますので、その間に男性は射精すれば、「タイミングは合った」ことになるのです。

後戯も大切です。女性が先にいった後で男性が射精した場合でも、インサートしたまま身体を抱きしめたり、しばらくピストン運動を続けたり、胸やクリトリスを愛撫したりすると、女性は絶頂時の悦楽をしばらく抱き続けることができます。

夫婦生活においては、必ずしも毎回同時に「いく」ことはできません。どちらかが先にいってしまっても、前戯や後戯をしっかりすれば、一体感のあるセックスにすることができます。あまり「同時」を意識しない方が、豊かな性生活を送れるでしょう。